アンパンマン〜傷害罪と正当防衛

戯言
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こんにちは、けんしゅふです!

悩める子羊
悩める子羊

アンパンマンは誰かを守るためにアンパンチをするのに罰せられるの?

こんな話をもらったので、考えてみましょう。

日常でも、
誰かを守るためにやむを得ず力に訴えてしまうことは、
ないとは言えません。
子どもの世界なら尚更でしょう。

ですので、キチンと知って、焦らずいきたいですね。

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アンパンマンでお決まりのアンパンチ

傷害罪に当たるかについてはこちらも見てください

アンパンマンは妖精なので日本の法律の適用はないんですが、
そこは、あるものとして進めましょう。

Aさんとかでもいいんですけど、イメージしにくいので、
刑法を考えるときは大体アンパンマンで例えます。

そうすると、子どももわかりやすいみたいです。

アンパンマンがアンパンチをする理由

多くの場合は誰かを助けるため

ご存知の通り、
アンパンマンは愛と勇気だけが友達なので、
何もないところで
いきなり誰かを殴りつけたりはしません。

多くの場合は
バイキンマンが、物を盗ったり、誰かを傷つけたりしていて
それをやめさせるために
バイキンマンと戦うわけです。

こんな場合にまで
殴ったからといって処罰されるようでは
何か「理不尽だ!」と感じてしまうこともあるでしょう。

そこで、刑法は誰かの権利を守るためにやむを得ずに行った行為は処罰しない
としています。

少し詳しく見ていきましょう。

正当防衛

刑法35条(正当防衛)
 急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない。
 防衛の程度を超えた行為は、情状により、その刑を減軽し、又は免除することができる。

条文って、みんなのためのものなんに、
よくわからないですよね。
仕方ないこともあるんでしょうけど、困ったものですよね。

正当防衛が許されるのがどんな場合か、ザックリというと、

もうマジでやっべぇくらいに目の前にゲンコツが迫ってきてっから、
防ぐためには足を前に出して相手の腹に蹴り入れるしかねぇ!
けど、あくまで防衛のためやから、やりすぎた場合はお前も罰されることあるから
気ぃつけや!

みたいな状況です。

アンパンマンに戻しましょう。

メロンパンナちゃんが
バイキンマンにいたずらをされそうになっています。

メロンパンナちゃんに今まさに危険が発生!
避けられそうにない!
これは誰かが守ってあげないといけない!

こんなとき、

「いたずらは許さないぞ、
 アーンパーンチ!!」

となるわけですが、
これはメロンパンナちゃんの権利を守るために
止むを得ずに行った行為として
刑法上の違法性がなくなって
処罰がされなくなります。

ただし、
やりすぎると逆に問題になります。
アンパンチでいつも決着がついているので問題ないですが、
ここに
追いかけて行って
アンパンチ×100とかアンキックとか
食パンとカレーパンと一緒に
ボッコボコにしたりしてしまうと
バイキンマンの方がかわいそうですよね?

何事もやりすぎはよくないということで、
正当防衛といえど
やりすぎると逆に処罰されてしまいます。

アンパンマンは正義の味方なので
やりすぎるようなことはないですけどね。

注意!

あくまで法律的な話ですので、正当防衛だといっても
実際にすんなりといくことばかりではありません。

アンパンマンの話なので
だいぶいろんな事実をはしょってますし、
もっと複雑なことはあります。

また、

刑法36条によると・・・

などと突然言い出したら逆に感情逆撫でする危険もあるので、
立ち回りはキチンとしたいものです。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

この記事が読んでくれた方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

以上、けんしゅふがお送りしました。それでは、また👋

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