こんにちは、けんしゅふです!
今回は副業の税金一般について。
令和元年と共に副業元年などという言葉も出ていたように
昨今は副業ブームと言われ、様々な副業についての情報が溢れています。
副業始めたいけど、税金ってどうなっているの?
副業ブームやで!できることやっていかんと!!
え?税金・・・?あるん?
確かに、お金が入ってくるルートを複数持っておくことは大事ですし、
単純にたくさんお金があって困ることはないですよね。
とはいえ、お金を稼ぐということはそれだけ税金のことも考える必要が出てきます。
なぜなら、お金を稼ぐ=所得である以上、少なくとも所得税はかかりますし、
所得があれば住民税もかかってきます。
副業はいいことだと思いますし、
個人的には全国民が複数の職業を持ちながら楽しく過ごすことができればいいと思います。
しかし、副業を始めて、思った以上に大当たり!なんてことも十分にあり得る現代社会ですので、
副業やるなら税金についても基本的なことは知っていても損はないでしょう。
一口に副業といっても仕事はたくさんありますし、いわゆる不労所得もあって収入の入り口は様々です。
ここでは、副業として広く行われているであろうものについてざっくりと触れていきます。
副業その1〜株式配当〜
株式には限りませんが、投資信託など、いわゆる配当をもらって収入の一つにしようというやつです。
iDeCoやNISAはこの場合の税金をお得にしようって制度ですね。
株式から得られる配当は配当所得として計上されます。
配当所得からは20.315%(所得税15.315%、住民税5%)が
天引きされるのが通常です。
通常というのは、
配当を受ける際に確定申告を不要とする方法を取るのが一般的なので、
「通常」としています。
確定申告をして、他の所得との総合課税を選ぶと
また変わってきますが、
それなりに手間を必要とするのに、
得られるリターンはそれほどでも…
ということが多かろうということで、
多くの場合は確定申告不要の方法を取られていると思います。
配当控除や損益通算をするというのであれば、
確定申告をすることもいいのかもしれませんが、
確定申告、総合課税、配当控除、損益通算…
こういった言葉に身構えてしまうのであれば、
難しいことは考えずに20%の税金の天引きを受けるのがいいでしょう。
20%が多いか少ないかという問題はありますが、
所得税率が10%〜20%、
住民税が約10%と考えるならば、
そこまで搾取されているわけでもないと
自分を納得させることはできます。
どちらがお得かは個々人によりますし、
受ける配当額にもよるでしょう。
本気で税金を安くしたいのであれば、
配当所得について勉強するとよいですね。
知って損はないですし。
ちなみに、FXや先物取引、仮想通貨(暗号資産)取引は
雑所得になるので計算方法が異なります。
→総合課税で、給与収入などと合計して税金が決まります。
副業その2〜不動産投資〜
不動産投資も副業として利用されやすい方法の一つでしょう。
不動産から得られる収入は不動産所得として計上され、
給与その他の収入とともに総合課税で計算されます。
一口メモ〜総合課税〜
ざっくりにいうと、各種の所得金額を合計して所得税額を計算するものです。
他の課税方法として、申告分離課税や源泉分離課税があります。
給与所得で500万円、不動産所得で500万円の収入があった場合、
これらは合算され、各種控除を経て税率が決まります。
例えば、給与所得だけなら10%の所得税率の場合でも
不動産所得などを合算することで
20%とか30%の所得税率になる場合もあります。
一口メモのとおり、給与所得などと合算されるので、
場合によっては、税率が高くなる可能性はあります。
ただ、その場合は副業としてはかなり大きな金額の収入を
得られていることが多いでしょう。
副業その3〜事業所得〜
事業というとアレですが、普通のブログやせどり、物販など、自ら商品を生み出しているようなもの全般で、個人事業主として収入を得る場合です。
事業も内容によっては雑所得という所得税上は別の扱いになる収入になる場合もあります(原稿料など)。
事業所得も基本的には総合課税の対象となります。
副業と確定申告
副業も収入を得ている以上、確定申告は必要です。
給与収入については、多くの場合、会社の方で手続きをしてくれており、
年末調整で各種控除等の手続きをしていると思います。
副業の場合は誰かが代わりにしてくれるということはないので、
自分でやらなければなりません。
「確定申告めんどくさい」と思われるかもしれませんが、
これを怠ると後々さらにめんどくさいことになる場合もあるので、
きちんとやるべきことはやることをオススメします。
確定申告も最近ではネット上で作成することができますし、
副業の内容にもよりますが、そこまで身構えることはないでしょう。
また確定申告をすることで、天引きされていた報酬等については
経費も計上し直すことができるので、いくらか戻ってくる場合もあります。
その他にも全ての収入を合算して計算することになるので、
支払っていた税金が戻ってくる場合もあります。
めんどくさいかもしれませんが、自分で稼いだお金ですし、
無駄な出費とならないように、
また税務署等に怯えて暮らすことのないように
確定申告はきちんとしましょう。
どうしてもめんどくさいのであれば
税理士に依頼するという方法もあります。
複雑な収入、経費となっている場合は、税理士に相談することも
検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ的なモノ
さて、いかがだったでしょうか。
副業にはいろいろあるので、税制上も様々な取り決めがあります。
ある程度収入が得られるようになったら、
ご自分の収入源がどういう所得にあたり、
どういう形で税金を支払うことになるかを調べるといいかもしれません
支払い方法を知ることで、減免制度や無駄な支払いを避けることができます。
とりあえず、
全く意識せずにいて、後で「ヤバイ!」とならないように
税金についても考えておくことをオススメします。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
この記事が読んでくれた方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
以上、けんしゅふがお送りしました。それでは、また👋