ある世間話を聞いた件

戯言
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今日は奥様だけのようだ

どこで、誰からというのは
僕自身
そしてお話をしていた方のプライバシーにも関わるので
具体的にいうものではないが、
ちょっとカフェに行って
コーヒー片手に調べ物していたら
後ろの席で突然女子会がはじまるというのはよくある話である。

この手の話はどこにでも溢れていることだし、
あるいはこんなブログを書いていることで
ネタ探しをし続ける、
僕の想像に過ぎないかもしれない。

ある休みの昼下がり、
どうやら久しぶりに集まったらしいそのマダムたちは、
それぞれ近況の報告をしつつ、
家庭の状況についても話をし始めた。

当然、家庭の話の中には夫のことも含まれている。

戦々恐々としながらも
後ろの席に聞こえるような声で話をしているものだから、
そちらに気を向けなくても耳には入ってきてしまう。

下世話なことはするまい、と
調べ物に集中しようとスマホに目を向けた矢先、

「昨日、下の子がちょっと熱出たけど
なんとか元気になったから来れてよかった」

云々。
そうか、それはよかった、楽しんでおくれと思いきや夫の話に。

「今朝、出ようとしたら夫が
『下の子の体調はもういいのか、出かけても大丈夫なのか』
っていうの。」

だと。やばい、気になる。
しかし…僕の迷いなど気づくはずもなく話は続く。

「熱は下がったし、朝ごはんもちゃんと食べていたよ。
いつも通り絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしているから、
無理をしなければ大丈夫だから。」

こんなことを夫には伝えて出てきたようだ。

「そりゃ母親として
一緒にいてあげるべきなのはわかるけど、
私にとって今日は特別楽しみにしてたし、
家から30分くらいのところで
何かあればもちろん帰るつもりなんだから
2、3時間くらいなんとか頑張ってくれないかなぁ、
あなたも親なんだからって思うんだけどおかしいかな?」

そんなことないよ、2、3時間のことだし、など奥様方の会話が続き、
ウチの夫は云々。

これ以上聞くのはさすがに野暮というもの(というより僕の精神が崩壊する)、
コーヒーも飲み終えていることだし離席しよう。

心に刺さった「あなたも親」

 



ついつい耳に入ってきた世間話ではあるが、
僕の心にはあの奥様の最後の言葉は突き刺さった。

「あなたも親なのよ」

世間はあの奥様の話を聞いてどう思うだろうか。
母親なのに病み上がりの子どもを置いて遊びに行くのはどうなのか、
夫に任せきりにするなどどういうつもりなのか、
なんて反応する人はまだ相当数いるように思う。

でも、
父母が逆なら批判的な意見は少ないのではないでしょうか。
夫の方は発熱ナウの子どもがいてもゴルフに行くこともあって、
それを大丈夫なんですかとまわりは聞く事はするけど、
まぁ、奥さんが面倒見てるんでしょうよ、
と深刻に捉えないことが多いのではないでしょうか。

これはちょっとまだまだ
昭和の香りしまくる考え方が
抜けきってないんだろうなと。

奥さんだって遊びたいときはあるだろうし、
行かなければならないときはあるでしょう。

「ここは任せて先に行け!」

とまでは言わないけれども
似たようなことは言えるようになりたいもんです。

兼業主夫になっていくために色々考えているところですが、
育児についてはまだまだ任せているところが多いですし、
主夫っていうからには育児もきちんとしないといけませんよね。

なんですから。

「これだから男親は」と言われても仕方ない

 



あぁ、そうそう、今回の世間話の奥様の夫さん、
なんと

「なんかなっても俺は何もできないからな」

的なことを言ったそうで。

言語道断!!

というか、ちょっとビックリです。
我が子がしんどそうなんだったら
やることなんていくらでもあるでしょう。

病院だって今の時代調べる事は簡単だし、
奥さんに行きつけの病院何処か聞いとくとか、
前もってどうしたらいいか聞いとこうよ。

普段やってないから急に何かできるもんでもないし、
僕だってあたふたするだけだけど、
何もできない宣言とか、ダサ過ぎ。

奥さんが彼女だった頃、
付き合いたての彼女に
「俺は何もできない」
なんて言うことがあった?

旧時代的と言われても、
男の子はカッコつけなきゃならんと思いますよ。

それに、
そんな宣言するくせに子供は自分に懐いてくれないとか、
お母さんの方ばかりいくとか、
そりゃ当然でしょ。

犬猫だって世話してくれる人のほうにいくよ。
まして知性ある人間。
子供だからと思ってると、ちゃんと見られてますよ。

と、最後は愚痴のような感じになりましたが、
色々考えさせられた一件でした。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

この記事が読んでくれた方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。

以上、けんしゅふがお送りしました。それでは、また👋

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